3.  無浴法の実行法

 天然EMをお使いの方は、EM1原液を玄米発酵液、活性液を玄米発酵液の20倍拡大液に読み替えてください。


乾布摩擦や冷水摩擦を思い浮かべてください。寒い時はお湯に混ぜて、暑い時は水に混ぜて差し支えありません。EM冷温水摩擦といいかえてもいいでしょう。ただし、皮膚が赤くなるほど拭く必要はありません。(ゆるめに絞ることがコツです。)
服を着たままでも、布団に入ったままでも、簡単に出来ます。(以上V1.21加筆)
必要を感じたとき(3〜7日間隔)EM稀釈液を全身に塗布するだけです。
これだけで皮膚表面に共生する常在菌が活発に働き、入浴以上の衛生状態が安定して持続します。衛生を保つ無浴生活だけであればこれで十分ですが、毎日続けますと抗酸化力が定着し無浴健康法となります。


 用意するEM100倍稀釈液について


適当な温度のお湯       2.0  リットル
EM1原液か活性液     20.0   cc  (皮膚にはとぎ汁発酵液がお勧め)
以上は二度洗いを前提にした二回分です。体は一回で済みますのでこの半分です。EM1原液は理想かも知れませんが試していません。本実験ではとぎ汁発酵処理も含めて環境浄化用に専用拡大装置で作って頂いたクリーン帯山製EM50倍活性液を使用しています。
活性液の稀釈倍率は試行錯誤の結果100倍を標準にしています。それより濃くても薄くても効果はあります。実験では1000倍稀釈から10倍稀釈液まで試みました。濃度と効果とは必ずしも比例していないようです。むしろ、その方の皮膚の条件や好みにより、濃度調節の幅がきわめて大きいようです。皮膚の丈夫な方は稀釈率にこだわる必要はありません。
EM1活性液はEMとぎ汁液で十分代用できます。その際の濃度は10〜100倍位の範囲で体に合わせて加減します。とぎ汁発酵j液は濃度の許容範囲が広く、しかもワックス効果が顕著なので適当な計量でかまいません。
澄んだ上澄み液だけで十分な効果があります。ワックス効果を強く出したい場合は、沈殿した細かい糠粒子も含めて利用しますのでよく攪拌してから使用してください。(沈殿粒子は使わなくてもかまいません。髪に使用する時は上澄み液だけを使用します。V1.21加筆
とぎ汁が入手できない場合、米糠を布袋に入れてぬるま湯で絞ることによりとぎ汁と同じEM発酵液を作ることが出来ます。

(例  米糠約100g<200gから訂正V1.20>を晒袋に入れて温水中でよく搾り、この搾り汁に良質の水を足して10リットルとしEM1を100cc,糖蜜30〜50cc、自然塩小さじ2杯を加える。あとはとぎ汁同様に発酵させる。ただし米糠が多すぎると臭くなり失敗しやすい。
(10リットルタンクに培養する場合、夏場などは100gで十分である。晒の袋はストッキングか目の細かい洗濯用ネットの方が便利である。V1.21加筆訂正)
2リットルペットボトルに創る場合はこの5分の1ずつに配合 下写真参照のこと)

○ EM稀釈液の用い方

顔に対して

洗面は日本人の習慣ですので、できれば毎朝EMとぎ汁発酵液の稀釈湯を用いて洗顔されることをお勧めします。そうしますとやがて石鹸を使おうとは思われなくなるでしょう。手や顔にEMの効果が現れやすいので、あえてお勧めしたいのです。顔や手の荒れを防ぎ、衛生を維持します。ただし、化粧品等の化学物質が皮膚に塗布されている場合はこれを落とすために用途に応じた石鹸の必要があるかもしれません。結果常在菌の定着は困難かも知れません。しかしながら、健康な肌を長く保つには、肌の常在菌との共生以外にありえないことは覚えておかれた方がいいでしょう。

身体に対し
顔面も含め、全身の皮膚を傷めないような柔らかめのタオル、ガーゼなどで全身に隈無く、やさしく塗布します。決して汚れをこすり取るように強く拭いてはいけません。皮膚を痛めますから。必ずこの点だけは守ってください。皮膚に刺激を感じる場合は1000倍まで適宜薄めて使用してください。それでも刺激が強い場合は入浴剤として利用してください。

入浴時に無浴法を始めると簡単に移行できます。まずできるだけ石鹸を使わないこと、その上でEM100倍稀釈液をふんだんに塗布してさっと拭いて上がります。そうすると活性常在菌が優勢となり、やがて完全に石鹸を使う必要がなくなります。そうなるともういつでもEM無浴法を実行できます。入浴と併用する場合は、このやり方を続けてください。また入浴はしなくても風呂場でたっぷりのEM稀釈液を体に浴びて上がれば、EM塗布はタオルを使わず簡単にすみます。(V1.032で訂正加筆)


いきなり入浴を止めて無浴法を始める場合。

用いるEM稀釈液は同じです。ただ当初は入浴の代用としてタオルで体の汚れや垢を拭い取る作業が平行することになります。多めに稀釈液をつくってやや強めに拭き、タオルをまめに洗いながら続けます。やがて常在菌が活性化されますとタオルの汚れが少しずつ少なくなります。それにともなって徐々に汚れをふき取る作業からEMを塗布する作業に切り替えてください。(V1.01で追加)

室内での無浴法では、乾いたタオルなどに十分にEM拡大稀釈液を含ませ、絞ってから塗布します。したたるように厚塗りする必要はありません。回数は1回でも2回でもかまいません。実験者は2回塗布することにしています。多忙の時は1回ですませ、肌着を換える必要のない時は服を着たまま、テレビを見ながら塗布しています。

塗布したあとは、水でふき取ったりする必要はありません。残りの稀釈液でタオルをよく洗い、水ですすいで乾かしますとタオルはいつまでもきれいに使えます。(このことからEM無浴法はタオルで身体の汚れをぬぐい取るのではないことがわかります。使用した稀釈液もほとんど汚れません。)

頭部、頭髪に対し
頭髪は非常に個人差があります。刺激の少ないシャンプーを併用することも有り得ます。ご自分にあった方法を確立してください。身体と同じように、頭髪と頭皮にEM拡大溶液をタオルで塗布するだけでも十分有効です。髪に傷みがあったりホコリの多い、汚れやすい環境に住む人、激しい運動をする人には100倍拡大溶液で洗髪した後お湯で流す。これを2回繰り返すと外部から付着した汚れもホコリもとれて効果が持続します。その後ドライヤーで乾かします。髪の柔らか過ぎる人にはとぎ汁発酵液、普通か硬めの人にはEM1原液かその活性液が合っています。
とぎ汁発酵液(米糠発酵液)と糖蜜拡大液の作用の違い

とぎ汁発酵液(米糠発酵液)の特徴は、肌がすべすべになる、すぐれたワックス効果にあります。日本では昔から米糠やとぎ汁を石鹸のように用い、美顔、美容法に使ってきました。その上EMで処理されたとぎ汁は水質を汚染することなく、かえって浄化し、比較的長期保存も可能です。効果に至っては比較のしようもありません。

但し、ワックス効果が強いので、髪にはさらに薄めて使うか、糖蜜拡大液を使用した方がいいでしょう。とぎ汁発酵液は効用の幅が広いので頭髪以外は濃度を余り気にせずに気楽に用いることが出来ます。100倍から20倍程度まで、そのときの体の状況に応じて調節できます。稀釈率の基準はその方が「心地よい」と感じる濃度にあります。

糖蜜拡大液の特徴
使用後全身アルコール消毒済みといった感じのする清潔感が特徴です。頭髪、頭皮に塗布すると髪が柔らかくさらさらになります。適度に脂分を保ちますので汚れが落ちていないかのような錯覚に陥りますが、ドライヤーで乾かしますとさらさらになります。また身体ではとぎ汁発酵液が合わない人も、1000倍にまで薄くした糖蜜拡大液は利用できる場合もあります。
◎緊急時の米糠ボカシでの代用(V1.04)
米糠のみで作られたボカシであれば、一摘みをガーゼのハンカチなどに包んで一リットルのお湯の中で研ぎ出します。このとぎ汁を体に塗布します。
手を洗う場合、このボカシを直接手に塗りつけてこすれば、スクラブ効果が発揮されますので、油汚れも良く落ちます。
水やお湯もない場合、少量のボカシを薄いガーゼやタオルに包んで体を拭いてください。ドライバスとなります。
◎皮膚への刺激が強すぎる人のためにEMXセラミックスパウダー塗布(V1.21)
EMXセラミックスパウダーを水に溶いてアトマイザーかスプレーヤーで皮膚に吹き付けます。薄く広げて刷り込み乾かします。この時、EM500倍ほどの稀釈液を使用しますと更に効果的です。
◎放射線、紫外線、強力電磁波などに身を曝す場合(V1.21)
非常に紫外線や、放射線、電磁波の強い環境に皮膚を曝す場合は、全身にこの要領で皮膚に十分パウダーを塗布してから出かけてください。長時間安定した防御効果が得られます。この場合EMも出来るだけ濃くしてください。原液でもかまいません。
今後震災などで原発事故がおこる可能性があります。放射能に身を曝す前にこれだけの準備が出来れば、かなりダメージは少なくなるはずです。劣化ウランに曝される場合も同じです。
セラミックスパウダーの威力は大変なものですが、まだ体内での作用がはっきりしませんので皮膚の弱い人以外にはお勧めしていません。さまざまな驚異的な効果については無浴子の体を使って実験中です。追ってご報告致します。
※ EMについては下記のリンク先を訪ねてください。EM研究所のHPにはとぎ汁発酵液の作り方などもあります。
(株)EM研究所
(株)EM研究機構
(株)EM生活         http://www.em-seikatsu.co.jp/index.php
(株)EM生活 動画情報  http://www.em-seikatsu.co.jp/movie/index.php
Web Ecopure(ウェブエコピュア) http://ecopure.info/index.html