4.  無浴法の効果


以下の無浴法の効果はEM、天然EM、フルボ酸、創生水のどれを用いても現れます。v1.30
無浴生活を初めてから一番強く感じることは、皮膚が生き生きとしてきたことです。妻は真冬の悩みの種であった手足のひび割れがなくなり、私は固く角質化していた膝や踵などの皮膚がしっとりとして柔らかくなっています。軽石でこすり落としていた胼胝、30年間入浴の度に鋏で切り落としていた魚の目も最初の1月で消えてしまいました。角質層がいつもしっとりと潤い、乾燥した冬季でもかさかさになりません。表皮の変化は目、鼻腔、口腔などの粘膜にも徐々に及びつつあり、風邪を引きにくくなり、2人とも温度変化に強くなりました。

無浴法実験開始後8ヶ月目に、ベニヤ仕立ての拙宅のあまりの寒さにたまりかね、近くの温泉(単純泉)にお湯をかぶってから、1時間浸かりました。8ヶ月も入浴していないのだから、全身ふやけて体中から垢が剥落するのではと予想しました。しかし予想は見事に外れ、手足も含め、全身の皮膚は少しもふやけず、白くなったり角質化し剥落しそうなところは一カ所もありませんでした。

以前は10分も浸かると手足の皮膚がふやけたものでしたが、今回は1時間浸かっても皮膚の角質層は全く温泉水の侵入を許さなかったわけです。いつの間にか水の浸潤を許さない皮膚に変わっていました。もちろん、石鹸は一切使わず、EM拡大液(またはとぎ汁発酵液)を湯に溶いてたっぷりとかぶり、そのまま軽く拭いて出てきました。石鹸さえ使わなければ無浴法と入浴は併用できます。


EMを塗布しない部位の皮膚、粘膜の変化(V1.04)


外耳や鼻腔、眼球(水晶体)、口腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、食道、その他感じられる範囲内の全ての皮膚や粘膜が変わってしまいました。白癬などの皮膚疾患のみではなく、水虫や、感染症などの病原菌に対して、防護服を着ているような皮膚の緻密さと堅牢さを感じます。

皮膚に分泌される代謝物がEMにリードされた常在菌によって分解再合成され、当人に必要なミネラルや、もしかすると抗体さえも合成して、体内に再吸収されているのでは、という仮説を立てておきます。これはやがて実証されることと思います。人体、とくに皮膚と内臓の関係は対応しており、内臓の反射が皮膚に現れることはつとに知られ、指圧などの治療法に利用されています。同様に皮膚にEMを塗布することにより、内臓の組織、や細胞にまで著しい影響を与えているのではないかと実感されるのです。

塗布する手が、皮膚を透過して肝臓や、膵臓をさわっているような感触さえあります。直接内臓にEMを塗布できなくても、皮膚に塗布することにより、体内に浸透させることが出来るのでしょう。

EM無浴法の効果を列挙しましょう。


入浴が避けられない環境に比べて、
(『EM医学革命』参照)

・体力を消耗せず急激な血圧変動がなく、しかもEM効果で健康増進に寄与する。
・風呂場が完全に不要となる。
(水道、燃料使用量の激減、時間、経済、環境効果=お風呂を使用せずに済むことは湿気を減らし不朽菌を呼び込まず家屋を長持ちさせます。)
・石鹸が要らなくなる。肌着が汚れないので洗濯も100%とぎ汁発酵液だけですむ。
・化学物質や紫外線で傷んだ皮膚の角質層が回復し、皮膚本来の機能を発揮する。

既に報告されているEMの効果から、以下のようなEM無浴法の効用も予想されます。

抗酸化作用    紫外線をカットし、遺伝子修復。皮膚疾患、ガンなどの予防効果
病原菌を防御   感染症、院内感染、インフルエンザ等の感染性疾患の予防効果
鬱熱状態の除去 熱中症の防止、真夏のべとべとの汗が一拭きで消える 実験済み
老廃物の再利用 常在菌によりワックスが作られ肌が常にみずみずしい 実験済み
抗放射線作用   放射性物質の塵の防御、また放射線から身を守る可能性あり
消臭作用      様々な体臭の悩みから解放され、快適な生活 実験済み
衛生作用      活性常在菌の働きで体内体外からの汚染物は即座に処理される
波動効果      内臓にも、周囲の人の健康にも良い作用を及ぼす可能性・確認
抗化学物質     アトピー性疾患、シックハウス症候群の予防・治癒効果・確認
総合効果      皮膚が丈夫になることによる内臓諸器官の機能増進の・確認
但し以上の効果を積極的に期待される方は自己責任のもと、原則として毎日全身にEMを塗布してください。これは無浴法を越えたEM塗布健康法です。毎日塗布するEM塗布健康法については現在実験継続中です。(V1.01)
2年後の2005年3月の時点で太字の項目はほぼ夫婦間で確認できた。追試を待つのみです。(V1.04)
真夏の猛暑を逃れるには、無浴法の応用が一番簡単です。アルコールで拭ったような爽快感が味わえますし、事実汗は急速に引きます。EMの抑熱効果だと思われます。実験者は慢性疲労症候群を罹患し熱中症で苦しんできました。その本人の体験ですから、確かです。暑がりの子供さんをもつ方にも福音です。
外から帰って疲労困憊時、EM稀釈液で顔、体を一拭きしましょう。たいていの疲れは消散するはずです。もう、だめ、帰ってから倒れ込んで寝るしかない、などという疲れでも嘘のように消えてしまったこともあります。
非常時、災害時は言うに及ばず、長距離ドライブで車の中で一眠り。目覚めてからタオルを濡らし、とぎ汁発酵液をしみこませてから、頭や、顔、体を軽く拭きますと、たちまちリフレッシュできます。旅行ではタオルととぎ汁発酵液は必需品です。
近づく大震災のために無浴生活の準備をしましょう。(V1.04)