尿療法を試みる友へ


※ ここに表記するEMは、製品EM、天然EMのいずれにも当てはまる。フルボ酸によって発酵をリードアップされた天然EMが即効性もあり、長時間最も安定した効果を発揮する。創生水、フルボ酸希釈液のみでの実験はしていない。

放射能時代と直接の関係はありません。ただ、防護のための様々な工夫をしてもなお実際の体の様子を把握し、それに合わせて迅速に対応することは平時から大切なことです。放射能時代には一層重要となるでしょう。尿療法(自己尿でのうがい、飲尿)が、尿に伝えられる生体の情報をフィードバックすることにより免疫力を増強させる療法であるとすれば、無浴法と併用することは大変なメリットがあるでしょう。しかも、下記の試用体験の結果、EMやそれに代わり得る資材と大変相性が良いのです。 

久しく尿療法を続ける友人から

尿療法の効果は目を見張るものがあるけれど、どことなく尿の臭気が残っている場合がある。EMで何とか解決できないか。』

と相談があり、無浴子も尿療法を試みることにしました。

以下はEMはどれだけ尿療法の効果に寄与できるかという、1年間の試行錯誤からの一応の結論です。我が友ばかりでなく、尿療法を志している皆様の参考にして頂ければ幸いです。尿療法の助っ人としてのEMの可能性を追いかけてみました。尿療法そのものについては、ここでは、一切評価しておりません。下記サイトなどを参照してください。

実験の下敷きになった尿療法のテキストは下記の通り。飲用だけではなく、皮膚への塗布も実験しました。

『尿療法バイブル―あなた自身がつくりだす究極の良薬』   著者 マーサ クリスティ、佐藤 雅彦 訳(単行本 – 2004/7)

『尿療法 驚くべきこの効果』 など 中尾 良一 (単行本 - 1999/7/1)

 無浴法と尿療法 どちらも免疫力増強に寄与する可能性

免疫情報源としての無浴法の汗と尿療法の尿

無浴法を続けると何故風邪を引きにくくなるのか、様々な感染症に強くなるのか、知りたかったが、意外にも尿療法の原理と通底し、無浴法の健康増進効果とは抗原抗体反応をベースとする免疫機能に関わることがわかる。無浴法の処理対象である皮膚からの代謝物=『汗』と『尿』とは内容が同じなのである。尿を飲むことにより(飲まなくても口に含みくちゅくちゅやるだけでもよい)受容体で感受する。汗を皮膚常在の有用菌により処理することにより、皮膚の受容体で感受する。どちらも生体の免疫フィードバック機能を高める働きが推測される。

 EMによる尿療法のサポート法

1,EMの消臭機能

以下、EMがウレアーゼによる尿のアンモニア化を抑制すると書いているが、どの程度抑制するのかという疑問をお持ちになるだろう。あらかじめ答えておきたい。無浴子もその疑問を解消するために30回ほど、尿原液+EM活性液で洗髪した後、すすぐことなく乾かし、恐る恐る人ごみを長時間歩いた。その間2,3時間は人の多い事務室などの閉ざされた空間にとどまった。

結果として一度も気付かれたことはなく、また臭いを感じて振り向いた人はいなかった。但し、これはあくまで諸条件を整えた上での実験である。決して真似をなさらないようにお願いしたい。EMの培養の質や添加した量などの違いによって、同じ結果にならないかもしれない。それに髪のためにも十分すすいだ方がよいと思われる。

・尿療法から臭いの不安を断つ

様々な揮発性成分も含んでいるが、主に尿の特殊な性質から、しばらく放置すると細菌(ウレアーゼ)が作用して尿素を分解、アンモニア臭を発する。EM活性液、もしくは発酵液を排泄直後の尿に少量添加することによって尿をウレアーゼからガードしアンモニア化を制する。

EMの尿に対する作用は緩慢なので、尿の性質に変化を及ぼすには時間が掛かり、飲尿療法で必要とされる約10分ほどの尿の口腔内残留に影響を与えない。

つまりこういう事だ。EMを併用すると、アンモニア臭は発生せず、同時に尿療法の効果も発現する。さらに尿療法には関係ないが、EMなどによる無浴効果も発現する。

ただし消臭のためには必ずしも尿に直接EMを添加する必要はない。

飲尿療法終了後口唇や口腔内にスプレーすれば、同様の効果が得られる。

水での洗浄(うがい)、払拭などでもよいのだが、EMの場合尿を希釈するのではなく、アンモニア合成の化学的反応を抑制するようだ。乳酸菌の作用か。光合成細菌の働きか。

・身体への塗布

1,(尿+尿の5%程度のEM活性液)  での洗髪、全身への塗布、刷り込み

2, 水、またはお湯で濯ぐ。

これは尿素のためかEMだけよりも効果的だった。髪はしっとり、肌がつるつる、すべすべ、もちもち。まるで赤ん坊の肌に戻ったかのよう。無浴法では尿ではなく汗によって同じ効果を現すのだと思う。尿ローションは美肌効果よりも、免疫力アップ効果のほうこそ評価すべきかも。ただし、黒髪が復活するとか、風邪を引きにくくなるなどの効果を確かめるまで少し継続時間が必要。

尿の全身への塗布。これが出来ない人には、無浴法をお勧めしたい。汗によって同じ効果が期待できる。無浴法の免疫力増強効果はこのメカニズムも手伝っているのかもしれない。汗とその情報のフィードバックのテーマである。生理学の進歩を待ちたい。

尿によるエネマ(『尿療法バイブル』より)

飲尿だけではなく、大腸から吸収させる事による尿療法。EMエネマの項目を参考にして欲しい。これに1回分の尿を添加すればよい。腸洗浄効果はEMだけの時よりも高いように感じる。飲尿により便が軟らかくなり、便秘状態が治る時がある。その性質をエネマでも現しているのかも知れない。

・尿療法に使うと便利なEMの使い方

飲尿療法継続中以下のような時EM入スプレーーがあれば安心です。

・手が滑って尿を床一面にぶちまけてしまった時。

これはありがちですね。ふき取るだけでは、あとで臭いが出がちです。水でぬぐうにも大変。そんなときは、EMスプレーを一吹きしておくと大丈夫、臭いません。

・いつの間にか尿の飛沫のせいか臭いが。

古い尿の臭いは消えにくいのですが、EMをスプレーすれば大丈夫。

・尿を流していると、流れの悪い排水溝からアンモニア臭が。

EMが添加された尿でも停留した尿では、臭気が発生します。濃いめのとぎ汁と一緒に多めのEM活性液を流します。どのような場合も臭いが消えにくい時はとぎ汁と併用してください。

・尿療法に使用する容器、カップなどから強いアンモニア臭が。

容器のメンテナンスには1,水洗い。(温水はより効果的) 2,EMスプレー がよい。水のないところでは、応急的にEMスプレーのみで対応できます。

自分では気づきにくい、飲尿時に付着した口唇口腔のアンモニア臭。

これは要注意です。自分では大丈夫だと思っていても、極度に近づくと気付かれてしまうものです。100年の恋も冷めてしまいます。飲尿後口周りにEMをスプレーしておくとアンモニア臭は発生しません。(V1.31で付加)

尿療法を個室で行う。

 尿は清浄なものです。また本来尿を健康回復のために用いるには、できればお手洗いではなく日常の場、それもくつろげる個室内がふさわしい。尿療法はゆったりと、じっくりと行って欲しい。尿の採種と残量の処理、器具の衛生管理プライバシーの保てる個室内で行えると便利です。EMスプレーーがあればこれが可能です。

容器などの消毒・消臭はEMスプレーで行います。こぼしても余裕で対処可能。臭いが気になりそうな時は、EMスプレー。臭いが充満した時も急いでスプレー=瞬間消臭

残った尿の廃棄のためには、密閉できる大型のガラス瓶(果実酒用の8Lの瓶など)で発酵処理します。この場合飲尿後の残った尿にEMを添加するだけでは、炭素分が足りずにEMの養分のバランスを欠き臭います。必ず炭素分(とぎ汁や糖蜜、黒砂糖など)を補ってください。

8L瓶での尿の発酵処理

糖蜜 20ccほど、

本格的液肥を作るにはミネラルとして自然塩20g

糖蜜がない場合は、とぎ汁500cc

EM20倍活性液 200cc

をベースにして、尿を足していきます。満杯になったら発酵液肥のできあがりです。下水や浄化槽浄化のために流すのもよいし、庭木や菜園にうすめて散布すれば土壌改良効果が期待できます。実際素晴らしい効果です。臭いですか。全くないか、散布してしばらくすると消えます。蓋を開けて少し臭っても流せば消えます。尿発酵液自体が消臭剤ですから。

こうして個室の隅の箱にでも格納しておけば容器をときどき水洗いするだけで、飲尿療法はお手洗いではなく水のない室内でも可能です。

以上

参考情報

関連サイト 無浴子の尊敬する高田まりもさんのサイト

まりもの摩訶不思議な世界へようこそ   http://www.geocities.jp/hkbbm798/